国益を顧みぬ政党・議員

権門上に奢れども國を憂うる誠無し、財閥富を誇れども社稷を 思う心なし

嗚呼人栄えて國滅ぶ、盲たる民世に踊り 治乱興亡夢に似て、世は一曲の碁なりけり

右の二節の歌詞は楚の屈原の詩を原点として、戦前に三上卓海軍中尉が作詞した「青年日本の歌」の第二節と第三節であるが、当に現在の政情を見事に言い当てては居まいか。

現代風に訳せば左の様な解釈と為るが、何か思い当たりはしまいか、昨今の有権者や政党、議員等、当に其の物では無かろうか。

権力者(国政や地方行政に携わる議員や首長を指す)は上に胡座をかいて権勢を振るって居ても、国家を思う誠意は無く、企業は財力を誇って居ても、神や皇室を思う心は無い。

権利のみを主張する市民や住民が増えて国家と言う形態は滅び、政情を理解できず盲目の住民が世間に増え、国が栄え或いは滅びるなどと言う事は泡沫の夢と同じで、碁盤の上の碁と同じである。

近くは平成二十一年度に実施された衆議院総選挙に、この第三節は符合するのでは無かろうか、何故ならば民主党の掲げる「絵に書いた餅」とも言うべき絵空事の公約に釣られ、或いは知名度の高い有名人候補に釣られて、先行きの思慮も無く一票を投じる有権者は「権利のみを主張する住民、否人民?」「政情を理解出来ない盲目の住民或いは人民」以外の何物であろうか、盲目の民に拠り出現した過去二回の片山哲及び村山富市の社会党政権、今回の「カラ馬鹿総理」鳩山由紀夫及び「極めつけの無能総理」管直人の二代に亘る民主党政権の何れも泡沫の夢の如く、短時日に消え去る泡沫と同じである。

直近の自民党政権にも充分に言えた事は、己の私利私欲の為に国益を蔑ろにした事、私利私欲の為に総理大臣の座に就き国益を損なった方々が居ると言う事で、当に「権門上に奢れども、国を愁うる誠無し」さぁ誰でしょう、汝の名は「福田康夫」小泉政権は余計な改革節で自民党をメチャクチャにぶち壊してしまったのは事実であるが、外交姿勢はある程度評価できるものであった。

後を引き継いだ「阿部内閣」の足を引っ張ったのが何を隠そう爬虫類福田で、己が総理大臣に一度は成りたいと言う私利私欲の為に阿部政権の足を引っ張って、総理大臣には成ったアノおっさんのお陰でどれほどの国益を損なってしまったか、対中・対露・対韓と我国に仇為す国々に「ナメ切られ」現在の周辺情勢の礎を作ってしまった。

国益を顧みずに己の立場を作る事ばかりに執心し、親爺が「日中条約」締結した言に固執し、中共のご機嫌取りしか頭に無く同胞が死に追いやられる可能性迄在った「毒餃子事件」ではやる気満々の警視庁にストップを掛ける等、国民の利害や国益を全く顧みない大馬鹿野郎としか言い様が無い。

国家を顧みない典型的人間。我、銭だけを愛す

国家を顧みない典型的人間。我、銭だけを愛す

実現不可能な政策を並べて政権の座についた「民主党」前述の様に「屑」の集まりである事は言うまでも無い事実であるが、福田のお馬鹿よりも、更にその上を行く馬鹿者は何と言っても「鳩山」であろう、外交や周辺国の考えを全く知らない「友愛の海」なる発言には呆れかえって、空いた口が塞がらない。

世間には「財産は三代で無くなる」と言う言葉があるが、この言葉に例えるならば「馬鹿は三代続いても永遠に不滅」で、鳩山兄弟の発言を聞いていれば、余程の疎い方でもない限りその意味は理解できよう。

昔日の縁日で「着られないシャツ」と言うものが在り、安価で店頭に並んでいる為、つい買って帰り開けてビックリ、袋から出すと何と件のシャツは袋の正面から見える前面のみで背中に当る部分が無い、これなら安い筈、でも着られない・・・・これが民主党の正体ではないのか。

馬鹿と実現不可能な公約は別物として本題の国益・・・民主党の何処がと言うならば「外国人地方参政権付与」これ程に国益を損なう政策を前面に出した政党は在るまい、尤も前代表が三国人であり民団や部落の票を集めているのだから致し方在るまい。

しかし問題はこれでは済まされない、彼らが与えようとしている外国人とはその殆どが中共と朝鮮半島の連中であり、日本とは考え方や政策も全く違い、日本の縄張りを虎視眈々と狙っている連中に参政権等与えたら如何になるか、例えば米軍基地の問題一つにしても「基地撤去」をスローガンとする首長候補がいた場合に、あの三国人供が大挙して住民票を移動して住民となれば悠々当選、この場合に日米関係はどうなるの?戦後六十数年日本を守ってくれたのは中共でも朝鮮族でも露国でも無いでしょ、米国では無いのかな、前記三国は日本にとって「百害あって一利無し」そんな連中に選挙権を差し上げ様とは、これを指して「国益を損なう」と言う言葉以外の表現が在るだろうか。

選挙違反の始まりは私達から始まりました

選挙違反の始まりは私達から始まりました

もっと判りやすく言うならば、近代に入って「支那のお陰で」「朝鮮のお陰で」「ロシア(旧ソ連)のお陰で」と何か国益に叶ったものが在ったであろうか、政治の「いろは」や外交も知らない馬鹿と国益を顧みない連中の集まったものが「民主党」其のもので彼らの考えていることは、労組に胡麻を擂り「票」を貰う事位が関の山、後はしがみ付けるだけ政権にしがみ付こうと言う「私利私欲」これを取ったら何も残らない民主党。

当に前回の衆院選の有権者は「盲たる民世に踊り」そのもので、爬虫類「福田」、コウモリ「与謝野」そして民主党全員は「権門上に奢れども、国を憂うる誠無し」ズバリ言い当てているではないか、否憂う以前に滅ぼすのが「中核」「核マル」「全共闘」の考えだから、当然「国を憂う誠」何ぞ何処を叩いても出てくる筈は無い訳で、失礼な話かもしれない。

稀代の大馬鹿者、鳩山君。馬鹿は永遠に不滅です

稀代の大馬鹿者、鳩山君。馬鹿は永遠に不滅です

「総理大臣」と言う餌に食いついて、コウモリ「与謝野」の二代目に為ろうとしているのが増税鬼「谷垣」では無いのか、此処で民主党の餌に食いついてしまえば、彼はコウモリ「与謝野」同様に「私利私欲の鬼」と化すのである。

大企業は人件費の安く人口の多い中共に展開し、其のお陰で中共の顔色を伺う事を余儀なくされる、此処までは企業内の問題だから幾ら中共に胡麻擂りをしようが関係無い、しかし己ら企業の利益を守る為に、国政に迄口を挿むようになっては黙っている事はできまい、何故ならば外交問題の絡む国政に嘴を挿まれる事により、彼らの利益を守る為に要らぬ譲歩を迫られ国益を損なうからである。

現在の対中外交を観れば、「経団連」と称する「金の亡者」供が国政に嘴を挿んだお蔭でどれほど国家に損失を与えたか、国家の主権を守る事が出来ずして国家の安定は無く、国家が安定しなくては其処に居を置く企業の発展も望めない筈である。

全国の皆さん。私は国益なんか全く考えて居りません。だって私中核派ですもの

全国の皆さん。私は国益なんか全く考えて居りません。だって私中核派ですもの

然るに彼らは目先の銭と企業の利権のみで、国益を顧みる事無く国政に嘴を挿み「主権亡き国家」創造に狂奔しているようにしか見る事が出来ない。

「権門」「財閥」供に「国を憂うる誠無く」「皇室を敬愛し、神を思う心無く」、市井には権利を主張して止まず愛国の情亡き「市民」や「住民」が巷に溢れ、果ては「人民」まで居るのではと思いたくなり「嗚呼、人栄えて国滅ぶ」とは良くぞ言い当てているものである。

「国滅ぶ」とは日本列島が無くなると言う「SF」的話では無く、国家と言う形態が滅び去る事、即ち外圧に押され放題となり自国の権利や権原をしっかりと主張する事が出来ずに「主権亡き国家」と化す事を意味するもので、現在の国政を観察する限りに於いては遠からぬ未来に本当に「主権亡き国家」に為ってしまうのではと考えさせられてしまい、これ一重に国益を顧みぬ議員や政党に政権を執らせた有権者の責は免れまい。