祝祭日の国旗掲揚

昔は祝祭日に国旗を掲げている家庭が結構見られたが最近では少なく為ってしまい、学校でも毎朝の朝礼時に当番が国旗掲揚を行っていたが今日では殆ど見られない事に寂しさを禁じえない。

昔と現在では建物も変わって、マンションと称する鉄筋コンクリートの箱が多くなってきたのも一因としては考えられるが、偏向教育の果てに国旗に対する愛着が薄らいでしまっているのも否めない事実では無かろうか。

しかし学校で教えない以上は家庭に於いて親達が教えて行かねば為らないのは当然として考えても、核家族化で家庭内から年寄りの姿が消えていったのも今ひとつの原因として考えられまいか。

昨今の家庭事情で親達も子供達に其処まで教えて行く精神的な余裕が無いと言う事も在ろうが、やはり学業の成績よりも先ず「日本人たれ」と言う事から教えて行く第一歩が「国旗」「国歌」を敬愛する心を自然に持つよう教えて行く第一歩として祝祭日の国旗掲揚から始めてみては如何なものであろうかと考える。

自治体等に於いても組合等と言う反逆者達の言論に負ける事無く毎朝、祝祭日、入学式や卒業式の国旗掲揚を周知徹底させなければ為らないと思う、何故ならば公立学校は何処に在るかと言えば日本国に在る訳だから当然とは考えられないのか。

現在では民営化されてしまった郵政事業に於いても郵政省の時代は郵便事業の発足した記念日には国旗を掲揚し、国歌斉唱を行っていたというが民営化した現在に於いては蔑ろになってしまっているのは誠に残念である。

陸・海・空の自衛隊及び付属する教育機関に於いては一日の課業始め前の毎朝八時に国歌吹奏と共に国旗が掲揚され、夕刻五時に国歌吹奏と共に国旗が収納され一日の課業終了の締めくくりとなっており、各官庁や学校に於いても実施する事が当然の事でありながら為されていない実態に憂いを感じる。